平成24年11月11日(日)
泉南市立 新家公民館
主催
田尻ふれあいセンター民謡教室
新家民謡三絃クラブ
寒空に雨がシトシト降る悪天候でしたが
たくさんの来訪者で一階のホールは満席状態でした
子守唄民謡の合唱(3曲)、銭太鼓、踊り(2曲)、大坂の唄民謡(4曲)
抒情歌集合唱(4曲)三味線合奏(3曲)を披露しました
この中に、新家の子守唄と新家のかけや節が含まれていました
「新家の子守唄」は子守唄合唱の部で 「新家のカケヤ節」は大阪の唄・民謡の部で 会場の皆さんを巻き込みながら披露しました 当時を知らない若い人たちも 新家の昔をしのんで唄うようになると良いですね 高度な技術を要する「銭太鼓」の披露も 難なくこなし、喝采をあびていました 三味線のリズム演奏する人・拝聴する人 その広がりを期待しています! |
「新家の子守唄」
農繁期には嫁も野良仕事が多忙でしたので、子供の世話はおばあちゃんの仕事
子供を寝かせる子守歌として、歌い継がれてきました。
平成3年に子守唄保存会が発足され、泉南市教育委員会の「伝承文化団体」に登録
子守唄保存会の皆さんが高齢化を理由に平成23年に継承を断念したが
新家民謡三絃クラブが継承を決意し、公演に熱意を現している
「新家のかけや節」
新家上村にある上野池は農業用溜池として大切な池のひとつ
上村の男性は、冬の季節に池普請の共同作業を行って池の維持管理をしていた
カケヤと呼ぶ木槌で叩き締める作業は、大勢で調子を合わせて行う必要がある
その時に声を合わせて唄った作業歌として残っている
泉南は降雨量が少なく、周囲の山は標高が低いため池は大切なもので
明治の頃の新家に、溜池が48個ありました